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ヨタばなし★スターメンバー バックナンバー:vol.44

●2005年宇宙の旅  

2005年7月26日、スペースシャトル・ディスカバリーが、米国フロリダ州のケネディ宇宙センター内にあるLC39B発射台から宇宙にむけて出発した。http://www.kennedyspacecenter.com/visitKSC/index.asp
すごい。3、2、1、ぼかーん!というあのシーン、もう何度も見ているけれど、すごい。すごい時代になったもんだ。

1986年のスペースシャトル・チャレンジャー発射直後の空中爆発。その17年後のスペースシャトル・コロンビア帰還途中の空中分解。これらは僕にとって、ともなう感情はさておくとして、911同時多発テロで旅客機が世界貿易センタービル(通称ツインタワー)に突っ込んでからタワー倒壊までの映像と同じくらいにショックだった。だからね、毎回ビクビクしている。爆発しちゃったらどうしようって。よかったよ、無事飛んでった。僕らの夢を乗せたシャトルだもん、爆発なんて嫌だ。

今回の発射シーン、空が青くて美しかったと思う。だから、見終わってしばらく、余韻に浸って、子供の頃に夢見た宇宙のことを考えてた。小学2年生の頃ね、図書室にあった宇宙図鑑を、毎日飽きもせずに眺め続けたのを今でもはっきり覚えてる。
宇宙がどうやってできたかということ、今も広がり続けていること、でも永遠には続かなくて広がりきった後は縮んでしまうかもしれないこと。それから、燃えている星と燃えていない星とブラックホールがあるということ、太陽は燃えている星で、まわりを燃えていない星が回っているということ、太陽と太陽系はどうやってできたかということ、太陽にも寿命があること、太陽の寿命は地球の寿命だということ。
そんなことが書いてあったんだ。いろいろ想像した。宇宙には果てがあるのか、そこが果てだってどうしたらわかるんだろう、壁があるのかな。その外側はどうなってるんだろう、他にも宇宙があるのかもしれない。じゃあ全部でいくつあるんだろう。果てしなくあるの?でもやっぱり、その外側は?誰か外側から見てるかな?宇宙が縮む時が来て、縮んで縮んで点になっちゃったら、点の内側も外側もどうなっちゃうんだろう。点に内側はないの?でも外側だって"何も無い"があるってことになっちゃう。"何も無い"って何だろう?大きな星がたくさんある大きな宇宙が小さな点になるわけない。小さな点になるはずないのに、小さな点が爆発して宇宙ができたんだって!ビッグバンってほんとかな?

子供のイマジネーションは、遠くへ、より遠くへと広がる。いや、子供も大人も同じなんだ。今も、見たことのない遠い場所を夢見ている。僕とアインシュタインだって同じなんだ。愚才か天才かでは大きく違うが、すべてを説明する単純な何かがあるに違いないって、同じことを考えてる(と思いたい)。
でもそれと同時に、「僕は神様じゃないんだから、全部はわかんないんだけど、そんでいいや。」そんな気持ちもあった。諦めというのとは違って、もったいないから謎を残しておこう、そんな感じ。理解できないことを美化するのが自己満足のひとつの形である。ひとつのスペースであれ、フラクタル(入れ子構造)なスペースであれ、数であれ、"何も無い"があるということであれ、"果てしない"というイマジネーションそのものが僕にとっての宇宙なのである。

さて、行かれないほど遠くはさておき、行かれそうな感じのする"遠く"、というのがある。太陽系ね。せめて月とか、火星とか。その辺の、いわゆる宇宙の近場、これがまた気になる。
太陽から近い順に、水星、金星、地球、火星、ここまでは地面のある星。それより遠い木星、土星は地面のない星である。つまり、ふわふわとしたガスでできた、かさばった大きな星である。"地面がない"ということがまた理解できない。木星の木目の上に立って、いくつもある月を眺めてみたいのだ。土星に立って輪を見上げてみたいのだ。
さらに遠い天王星や海王星は中心にだけ地面があって、周りは氷で覆われている。僕らが知っている氷とは別の成分(メタンなど)の氷。その氷が惑星を青く見せる、美しい氷ね。寒々しいのではなくて、きっぱりと寒いんだけど、それはおいといて、青い大地に立って夜空を見上げてみたいじゃんか。冥王星のことは遠すぎてよくわからないけど、この星だけは地球みたいにちゃんとした地面があるらしい。地面があるなら冥王星にも立ってみたいが、ここも半端なく寒い。-230度。寒いね。それになんとなく寂しい。楕円の軌道を248年もかけて1周する。太陽は、他の星と比べれば明るいだろうけど、僕らが夜空の星を見上げたときのように点にしか見えない世界。地球以外のどこでもそうだけどさ、おいてけぼりにされたら速攻泣くね、でも行ってみたい。

そういえば、NASA米航空宇宙局がつい先日7月29日、冥王星の外側の軌道を約560年でやっと1周する新惑星を発見(カリフォルニア工科大の研究チームが発見)したことを発表した。
http://www.nasa.gov/vision/universe/solarsystem/newplanet-072905-images.html
冥王星(直径約2300km)より少し大きな星(直径は3000km近く)、太陽系で最も遠い10番目の惑星である。冥王星の発見は1930年、これまで知られている太陽系の惑星で唯一、惑星探査機が訪れていない辺境の星である。そのさらに外側の"10th planet"、すごいね、遠くだ。
じつは同チーム、過去にもクァオワーとかセドナといった天体複数を発見している。その天体が、惑星と言えるかどうかも動いているかどうかも、そのときはちゃんとわかんなかった。大きさも、冥王星より小さいかなって思ったらしい。
ところが今度の"10th planet"、セドナと同時期(2003年)に発見されたが、データをよくみてみたら、惑星だってわかったんだって。今のところ『2003UB313』というぜんぜんおもしろくない名前がついているが、どういう呼び名になるんだろう。
『2003UB313』の軌道は、冥王星のそれよりはるかに大きい(細長い)楕円形。
太陽系の軌道面(黄道面)から約45度も傾いてるんだって(冥王星の軌道も楕円で17度傾いている)、そりゃみつからないよね。
太陽から離れた惑星のお約束で、地表にメタンが存在していて冥王星とよく似ている。つまり、青い惑星だってこと。表面温度は-243度。どうでもいいくらい寒い。

ちょっと余談になるが、惑星にはギリシャ神話の神々の名がついている。呼び方は、古代ローマ神話の呼び方ね。
太陽に近い水星は伝令の神マーキュリー、金星は美の女神ビーナス、赤く輝く火星は戦いの神マーズ、巨大な木星は神々の王者ジュピター、黄色い土星は土と農耕の神サターン。
望遠鏡を使って惑星を発見するようになってからつけられた名前も同様で、空のように青い天王星は天空の神ウラヌス、海のように青い海王星は海の神ネプチューン、太陽系の果てにある冥王星は冥界の神プルート。
それでは、例えばセドナもそうかと言うと、この方は出どころが違う。イヌイット神話に登場する、極寒の海の女神の名前である。
かつて地上に住んだという巨人の娘セドナは、お嫁に行きたくないと言った罰として、犬の嫁にされてしまった。セドナはたくさんの子供を産んだが、ある日、彼女の前にアホウドリが若い男の姿で現れて「毛皮も毛布もあげるからおいで」と言うとセドナを連れ去った。
セドナの父親はそれを知って娘を連れ戻すと海へ漕ぎ出し、この若い男から逃げたが、父娘の乗る船は嵐に見舞われる。若い男が嵐を起こしていることに気づいて怖くなった父親は、娘を船から突き落とし、船べりにしがみつく彼女の手と左目を櫂でたたき潰すと、凍てつく海に沈めてしまった。
犬が父親に「セドナはどこか」と尋ねる。ところが父親はこの犬も海に沈めてしまう。父に見捨てられた娘に父親の食糧を運びたすけようとしたために殺されたとも言われる。
残されたセドナの子供たちは逃げ延びて、人間の祖先となった。船べりにしがみついて切り落とされた指はやがてアザラシとなり、セドナはそれを子供たち(人間)に恵みとして与えた。
海に沈んだセドナは怒りのために死なず、やがてセドナの足は魚の尾ひれになった。彼女は海底に家を作り、夫の犬は門番となった。セドナは、海底の死者の国の女神となり、犬は死者をセドナのところへと導くのである。
死者の国の、嵐を呼ぶ怒れる海の女王、それがセドナである。かわいそうな話だ。

話はもとに戻って、太陽系は、本当は順番に見て歩きたいが、これも大変そうなので、興味の対象を、地表からせいぜい月くらいまでに限定したりして、また楽しもう。現実味を帯びてきた"宇宙旅行"のルートである。スペースシャトルで実際に行くことができる、近場中の近場であるね。

僕の子供時代の宇宙に関する知識と夢は、大人になっても変わっていない。今の僕の知識も夢も、基本的にそれ以上ではないのだ。それでいいのか知らんけど、あのとき学んで夢見た宇宙が、今でも僕の宇宙である。

では、現実味を帯びてきた"宇宙旅行"の実体はどうか。これがまた驚くんであるよ!

まずは宇宙ステーション。わくわくする言葉だね。ここから見てみたい。
宇宙ステーションとは何か。宇宙空間にある(作る・作った)人が実験したり観測したりしながら滞在できる施設のことである。
これはぜんぜんSFではなくて、実際にもう存在する。地球から高度400kmの地球周回軌道上の有人施設。すごい時代になったもんだ。

真っ先に実現したのは旧ソ連。サリュートというステーションを、1971年4月、僕が生まれるとほぼ同時に打ち上げた。旧ソ連の宇宙ステーションは、まずはベースとなる基本モジュールを打ち上げて、後から別のモジュールを飛ばしてくっつける、ツーバイフォー住宅みたいな工法で作る。
それから有名なミールね。こちらも旧ソ連のツーバイフォー。ミール本体の打ち上げは1986年2月、その後1996年4月までに7つのモジュールを打ち上げて完成した。アメリカのスペースシャトルとのドッキングは計8回、国際宇宙ステーション計画の予行演習という重要な共同ミッションである。宇宙飛行士が長期滞在でふんばっていたがだんだん機材が壊れてきて、直すお金が工面できず、99年8月、かわいそうに無人となる。2001年3月に運用停止、大気圏突入で消滅せずに海に落ちてきた。

アメリカの宇宙ステーションはスカイラブ。1973年5月、サリュートの2号とほぼ同時期に打ち上げられた。こちらはツーバイフォーではない。完成しても20トン弱しかない旧ソ連の宇宙ステーションとは比べ物にならない、76トンの巨大ステーション。運用期間は短かったが、さすがアメリカ、やることがでかい。
アポロを打ち上げたサターンVロケットの一部をそのままベースに転用使している。

ここまでは国単位で開発してきた宇宙計画。
これ以外に、ミールでリハーサルを完了した共同の計画がある。国際宇宙ステーション(ISS)、旧ソ連の工法で作ってるやつ。計画の発端は、「スペースシャトルも飛んだことだし、次は"宇宙基地フリーダム(SSF)"だ!」というレーガン大統領の1984年の演説。アメリカを中心に、日本、欧州、カナダ、ロシアの宇宙開発機関が参加して国際宇宙ステーションという位置づけになった。基本モジュールの打ち上げは1998年11月。常時3名が滞在しているが、完成すれば乗員は7名。これまでの各国の宇宙ステーションと違って、今度は使い捨てではない。居住モジュール2個、実験モジュール2個、補給モジュール2個でできている。日本の実験モジュール"きぼう"は2006年頃から打ち上げ予定だし、他にもまだまだ部品を取り付けなくちゃいけないので、完成は2008年になる。

じつはこの国際宇宙ステーション(ISS)、実験したり観測したりするためだけではないところにわくわくする魅力がある。何かというと、宇宙旅行の滞在先、(たぶん)宇宙ホテルになるのである!
というわけで、ここから先は"民間企業"がやっていることである。すごい。すごすぎる時代だ。

1996年、Xプライズ財団が『アンサリXプライズ』というコンテスト(競技)を発表した。
民間資本だけで飛行機(ロケット)を開発し、14日間のうちに2度、最低高度100kmとして有人飛行するというもの。まずは弾道飛行だけである。往復するだけで宿泊はない。このコンテストで優勝(誰よりも早く2度の有人飛行に成功)したチームには1000万ドルの賞金が授与される。こうやって往復の技術を確立していこう、という話ね。
2004年秋、このコンテストの決着がついた!優勝は米国のスケールド・コンポジット社が開発した"スペースシップワン"である。 http://www.scaled.com/
ホワイトナイトと名付けられたジェット機がスペースシップワンをぶら下げて高度15kmまで上昇。そこでスペースシップワンを切り離す。するとスペースシップワンはロケットエンジンに点火、80秒間の燃焼で音速(時速約1224km)の3倍(時速約3672km)まで加速しながら一気に宇宙へぶっ飛んで行ったのである!
すごい。すごい時代になったもんだ。民間でロケットエンジンだもん。

コンテストは他にもまだまだある。


『Xプライズカップ』
これはアンサリXプライズを毎年開催するというもの。実現すれば『スターウォーズ エピソード1』のポッドレースみたいだ。


『アメリカズ・スペース・プライズ』
主催者はラスベガスでホテルチェーンを経営しているロバート・ビゲロー。さすが、ラスベガスの不動産王は言うこともやることもケタ違い。宇宙ラスベガス作りたいんだって(笑)!ほんで、そこを経営するのも、連れて行くのも、自分のとこでやりたい。だからいい技術を見つけよう、ということらしい。
すごい。すごい時代になったもんだ。宇宙にパチンコ屋作るんだぞ。
ルールは以下のとおり。
宇宙パチ屋の送迎担当になりたい方は挑戦してください。

  1. 宇宙船は少なくとも高度400kmまで達しなければならない。

  2. 宇宙船は帰路につくまでに2つの軌道を埋めるにあたり、充分な速度に達しなければならない。

  3. 少なくとも5人以下の乗組員で操縦してはならない。

  4. 宇宙船は民間宇宙ステーション(ビゲロー・エアロスペース)とドッキングするか、ドッキングできるということを証明しなけれならず、少なくとも6ヶ月間ステーションに滞在出来なければならない。

  5. アメリカ政府が定めた規則により、軌道上の2つのミッションを連続して安全に成功させることが出来ることを60日以内に証明しなければならない。

  6. 宇宙船の20%までの部品は消耗品であって構わない。

  7. 競技者はアメリカ在住の人間でなければならない。

  8. 競技者はアメリカ国内で働く人でなければならない。

  9. 競技者はこのコンテストのために政府開発基金を利用してはいけない。政府所有の宇宙船を使用することも禁じる。政府のテスト機関を利用することは可能。

  10. 第2試合に進むためには、2010年1月10日までに5人の乗組員が宇宙船で2つのミッションを安全に成功させ終えなければならない。

  11. 賞金は5000万ドル


『センテニアル・チャレンジ』(主催:NASA)
月探査や地球周回軌道飛行などの宇宙開発、モデルロケット、意匠デザインなどだれでも参加できるコンテスト。なるほど、ANAの機体にピカチュウ描くぐらいでいいいのか?採用されてもたいしたものはもらえないかもしれないが、これならちょっとやってみたい。

こんなにたくさんコンテストなんてやってるのか。大きなことを考えて、夢に向かっている人たちがいる。子供の頃に夢見た将来の自分もそこにいるはずだったのに、なんとなく出遅れたような、ちょっと寂しい感じもするが、もう出遅れすぎているので追いつけそうもないな。しかたないから待つことにしよう、誰かが僕を宇宙に連れて行ってくれる日を。民間でやったらさ、本当に宇宙旅行に手が届く日が来る。
費用がいくらでもいいんなら、すでに宇宙旅行はあるんだけど、それがもっと安くなるに違いない(笑)。


★スペースアドベンチャー社(アメリカ) http://www.spaceadventures.com/
ここではいくつかのパック旅行がすでに商品化されている。

  • 弾道飛行しで宇宙を5分間体感。費用:102,000ドル(約1,145万円)

  • 国際宇宙ステーションに1週間滞在。費用:2,000万ドル(約22億円)

  • ミグ25戦闘機で高度24kmまで上昇("宇宙"と呼ぶのは高度100km以上ね)して音速を体験。(地上の)豪華宿泊施設での滞在とカスタムDVDのお土産付き。費用:21,000ドル(約230万円)

これだ!これが国際宇宙ホテルだ!
22億円か・・・10年待って、値下がりしてもせいぜい10億円か・・・


★ヴァージンギャラクティック社(ヴァージングループ/イギリス)
http://www.virgingalactic.com/jp/
スペースシップワンの技術を用いた宇宙旅行!ファーストフライトは2008年を予定。費用:20万ドル(約2,200万円)ヴァージンアトランティック航空のアッパークラス、エグゼクティブ専用ジェットでお出迎え。6日間のトレーニング費用、宿泊費用込み。
すでに申込が開始、すでに10,000人以上が搭乗を希望中。

なんですと!10,000人待ち?これはもう申込んだ方がいいんじゃないか。ちょっと焦ってきた。
いや、2,200万円をどこから捻出するのかわからんが、何億円とかじゃないもん、きっとなんとかなる。10年待って、値下がりしたら1,000万円、そんくらいか?


★ホリエモンのライブドア社
費用も詳細も何もかもが不明だが、漠然と2009年までにスタート。連れてってくれるなら、ホリエモン号でもいいんだ。がんばってくれ、ホリエモン。特長は、

  • ロシア製のロケットエンジンを採用

  • 衛星通信携帯電話を使って地球と交信可能

  • 古いコンピュータでも軌道計算は可能

  • パラセーリングを使って日本の島に着陸、2隻の漁船でお出迎え。

若干の不安もあるが、きっとなんとかなるさ。

ついでに思い出した、月と地球をエレベーターで結ぶ計画。
これには驚いた。月は地球のまわりを回っているような気がしなくもなくて、非常に心配。

ほらね、ヴァージンギャラクティック社あたりで、なんとなく現実味を帯びてきた。
行けるぞ、宇宙!行けるぞ、僕!
金の工面は後でじっくり考える。考えて出てくるもんじゃないが、なんとかする。

まずは自宅で、民間宇宙旅行をお楽しみください。
http://channelevents.aol.com/research/xprize/index.adp
滑走路から空へ。ジェット機から切り離されて、ロケットになる。ジェットエンジンとはまるで違うGを体験する日が来るんだ。窓の外は、青空から紺碧の空間へ、そして紫色に輝くこれまで見たことのない大空に包まれる。眼下では大陸と大海原がみるみる離れていく。太陽の眩しすぎる夜空。はるか彼方の星たちが透明な夜空で無数に輝く。さっきまでの大地と海はもうない。あるのは、丸くて青い惑星。感動だ!素晴らしすぎる!
また滑走路に戻ってくるとき、もう終わりかぁ、早いなぁ、まだ帰りたくないのに、そう思うんだ。自分の家にいることは忘れよう。

1865年にジュール・ベルヌの小説『月世界旅行』が発表されてから140年。宇宙旅行の父と呼ばれるツィオルコフスキー(1857〜1935)という人が独創的な発想でロケット工学の根幹を確率してから100年経っていない。今回飛んだスペースシャトル・ディスカバリーは、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功した。宇宙旅行がまた近くなる。

「自分が生まれたこの地球(ほし)の姿を見ずに死ぬわけにはいかないのだ!」
バカなさるおが言った言葉、わかるなぁ、と思うのだ。

さて、宇宙旅行に行くまでの待ち時間、家の外で、他にもやることがある。
ちょうどお盆にね、ペルセウス座流星群を観るのだ。
冬のふたご座流星群と並ぶ、最大の夜空のイベント。じつはもう飛んできている。7月20日ごろから約1ヶ月間、スイフト・タットル彗星から降り続ける。
極大日は8月12日から14日にかけて。ペルセウス座が高い位置に見える時間帯、ということで0時以降、明け方に近づくほど観測条件がよくなる。視界の開けた暗い場所で雲がなければ、という条件付きでピーク時には1時間に60個のシューティングスターが降ってくる。ペルセウス座流星群の特長は、明るい流れ星が尾を引いて流れることと、速度が速いこと。願い事はおいといて、無心に夜空を眺めるべし。

さて、子供の頃の宇宙に関する夢、じつは旅行だけではない。
燃えている星、燃えていない星、ブラックホール、って書いたけどね、そうそう、もうひとつ宇宙でやってみたいこと、それはブラックホールに落ちてみること(笑)。バカなことを言っている。すごいね、勇気ある発言。子供の僕は本気で落ちてみたかった。いや、今でもそうなんだけど。

ということで、次回は、『ブラックホールに落ちるとどうなるのか?』という、ひょっとしたらノーベル賞でもとりそうなヨタ話を書いてみようと思う。
あ!あとね、もうひとつ、忘れちゃいけないのが時間旅行ね、タイムトラベル!『タイムマシンは作れるか?』という、こちらもノーベル賞級のヨタ話、これも書いてみたーい。お楽しみに!

2005.8.01

日刊ヨタばなし★スターメンバー




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