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●こいつ、高性能なのか?!
ついこの間、ニセ500円玉なるモノが出回った。どっかの国のコインが日本の500円玉と同じ大きさだからとかいって、重さを調節するために旋盤かなんかでちょいちょいっと穴ボコを開けたものらしい。
それ以来、500円玉の使えない自動販売機のなんと多いことか。困ったねーまったく。
ボクは結構500円玉が好きだったりする。100円玉5枚ほどウザくないし、なんと2枚集めると1000円なのだ。この2枚あるから1000円という感覚には何か特別なモノがある。
ボクの中には、1000円といえばお札、お札といえば「大きいお金」というバカな思いこみがあって、「小さいお金」のはずのコインがたったの2枚で「大きいお金」だなんてもうたまらなく気分がいいのだ。
セコい話だが、使わないで貯めておくと急速に「結構な額」になる。将来は、10000円ぐらいのどでかい買い物を(さっきからボクがとんでもない貧乏人であるかのような話の展開だが、まぁいいか)20枚の500円玉でしてみたいね。ボクの果てない夢です。
それはそうと、この前渋谷に出かけた時に、たばこを買おうとして道玄坂を登る途中の自販機の前で立ち止まった。ボクの好きなケントがなくて、健康のために他の軽いたばこを買おうとした。ボクが大好きな500円玉を入れようとすると案の定、コイン投入口の近くに大好きな500円玉の上に大きく×を描いた絵のシールが貼ってあるじゃないの!不愉快だ。ちくしょう、ボクの大好きな500円玉に×なんかつけやがって、この上悪口でも書かれてたらもう許せん!と妙な正義感に燃えてそこに書いてある文章を読んだ。
そしてボクはどうしても理解できない矛盾にぶちあたるはめになった。
あまりの困惑に文章なんか忘れてしまったが、とにかく、
「この自動販売機は、精度の高い検知をする機械なので、傷などのある本物の500円玉は使用できません。」
というのだ。
本物と偽物を見分ける高性能の機械だから本物は使えません。
なんだよそれ。
高性能め!本物を見分けろ!本物を!
お金に穴を開けちゃったりしたら犯罪ということになっているから、みんなそんなことやらない。っていうか、コインは堅いから、穴を開ける必要にでもせまられなきゃ、開けたくない。だからさ、穴ぼこが開いてなくて、ぴったりの大きさと重さならいいじゃん。傷のない500円玉なんかあるもんか。
はーいみなさんちゅうもーく!
深さが10マイクロメートル以上で、長さが2ミリメートル以上で、幅が8マイクロメートル以上のものをキズと呼びまーす!わかりましたねー!
わかんねーよ!
高性能だから本物がちゃんと見分けられるので、あなたが持っているその500円玉が本物なら使えます。っていうのが普通の日本語だと思う。
とにかく誰か、500円玉を普通に使えるようにしてくれ。
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