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●命がけのファッション
ついこの間、一部の女子高生のバイブルになっていた雑誌、Eggが休刊になった。
みんなはあの雑誌を読んだことがあるだろうか?いや、字が少ないから見るだな。
毎日のように日焼けサロンへ通い、これでもか!と言わんばかりに真っ黒になった顔に真っ白な口紅を塗りたくり、目のまわりにも白やら黒やらラメやらいろいろ塗って歌舞伎みたいになっている女のコたちのための雑誌だ。
で、彼女たちは街にあふれかえっているというのに、突然の休刊。
バイブルがなくなり、彼女たちも消えていくかと思いきや、未だに街からその姿が消える気配はない。それどころか、パワーアップしているようにも思えなくもない。
彼女たちは「ヤマンバギャル」の愛称(か、それ?)で分類されることが多く、その外見はボクから見るとみんな同じに見えるのだが、彼女たちに言わせると、それぞれ独自のメイクなりファッションをしているのだという。
彼女たちは、おとなしめのメイクをしている同世代の女のコたちを「イケテナイ」と称する。アタシたちのがイケテルんだとか。
じつは、ボクのうちにもEggが1冊だけある。「5年後にぜひ振り返りたい」と思いコンビニで買ってきたものだ。レジを打っていた女のコはボクのことをアタマがオカシイと思っただろうけど。
で、Eggを読んでいると、「このコ、この黒いメイク辞めたらカワイイのになぁ」って思うコたちが意外にも多い。ヤマンバギャルもファッションの一つなのだから、流行に敏感な年頃の女のコとしては「とりあえずやっとく?」という気持ちは分からないでもない。でも、流行はみんなに似合うというものではない。
ちょっともったいないなと思う。女の子がいちばんカワイくなれる時期だというのに、皮膚疾患覚悟の過剰な日焼けをしたうえに、ペンキみたいなもんで塗り固めて素顔を隠してしまったら、いつカワイくなるというのか...
せっかくのカワイイ顔を台無しにしてしまうなんてバカげているし、日焼けが健康にいいのだとか、本気(?)で言ってる日焼けサロンの従業員には開いた口がふさがらない。紫外線のB波をカットしたからいいのだ!といったところで、A波だけなら安全だって保証してくれる人なんていないのだ。病気になってしまった
らファッションもクソもないだろーが。
一部のコたちは自分が歳をとる頃には医学も化粧品も進んで、皮膚ガンも治るからいいんだ!という。
が、特効薬が出来るという保証はどこにもない。
それに、皮膚ガン(メラノーマ)は、あらゆるガンの中でいちばん予後が悪い。
ヤマンバギャルのコたちには、ホクロ(だと思ってるモノ)のでかさでも測ることをおすすめしとこう。
ヤマンバギャルは、たかがファッションかもしれない。
でも、命がけでお洒落するほどのファッションには見えない。
高校生の頃、「喫煙がどれだけ悪いことか」といった内容のビデオを学校で見せられたことがあるが、 この場合も同じように「日焼けの害」っていうビデオを流したらどうだろ。もっとも、タバコと同じで本人が本気にならなきゃ止められないんだろうけどね。
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